なるほど住まいの相談室

お悩み解消!住まいのQ&A 解決へのヒント!

Q5. ZEHって何?

A. 「ZEH」とは Net・Zero・Energy・House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略で、住まいの年間一次エネルギー消費量が正味おおむねゼロになる住まいの事を指します。
現在の住宅事情に詳しくない方の中には、「夢のような話」に聞こえるかも知れませんね。
ですが、このZEH住宅は高い快適性が維持でき、なおかつ補助金も適用されることから、いま家づくりをお考えの方には大きな関心事になっています。

地球環境に優しい暮らしの実現に向けて、「住宅の省エネルギー化」が重要課題のひとつになって久しいですが、2020年に求められている省エネルギー基準よりも、さらに厳しいものが「ZEH基準」です。
具体的には、高い「断熱」性能をベースに、高効率機器やHEMSによる「省エネ」、太陽光発電などによる「創エネ」を組み合わせることで、消費エネルギーゼロをめざす家づくりになります。
地球環境に優しい、現在の平均的な基準よりもエコロジーな住宅と言えるでしょう。

実際に、積水ハウスでは全住宅の79%をZEH化しています。
これは数ある住宅メーカーの中でもトップ水準です(2019年実績)。ですが、積水ハウスが目指す家づくりは、単なるZEH住宅だけではありません。
「断熱性などの性能ベースの快適性」と「間取りの充実・暮らし易い空間の快適性」を両立したZEH住宅こそが、これからの住まいであると考えています。

断熱性を高めるためには、分厚い断熱材を大量に設置し、窓を極力小さく、少なくする事が近道です。これは、住まいのZEH化には適していますが、温かく、涼しいだけが、「暮らしの快適さ」ではありません。ずっとここに居たいと思えるようなデザインであったり、家族みんなが快適に過ごせる間取りの自由度、日本の四季の変化にも対応した空間設計など、建築が住まい手に与える快適性は多岐に渡ります。ただ、ZEHに認定されるだけではない、より上質な快適性を検討していただけたらと思います。

ハウジングコンサルタント
佐藤貴一

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