畳居間の家
#畳 #畳リビング #ピットリビング #シースルー階段 #ベルバーン
#アイランドキッチン #トモイエ #挽板フロア #2階水回り #バルコニー無しDesign Plan
建築地は、少し古い住宅街。北東の角地で、古家付の土地を購入されました。
北はセットバックが必要な狭い道路、東は約8メートルの広い道路に接道しています。
南は約1台分の貸駐車場があり、日当たりは抜群。
ただ、隣家の大きなバルコニーが目の前にあるため、どこにリビングをもっていくかとても悩みました。
今回は、家の中から北東に広い空が見えたので、その視線の抜けを活かした間取りをめざしました。
「ソファーを使わず、床でゴロゴロしたい」
雑談の中で出てきた施主様の言葉から、段差のある畳リビングをご提案。
段差を設けることで、ゴロゴロするだけでなく、段差の壁を背もたれにしてテレビを観ながらくつろげるようになります。
この段差のある畳リビングは北西に、玄関はあえて南に配置しました。
そして、コンパクトでありながら、広く見せるため、階段はシースルー階段を採用し、リビングと一体に。
この階段を中心に窓も上下に揃え、階段を降りるたびに、心地よい景色が眺められるようにしました。
玄関は「入ってすぐリビングでもかまわない」とおっしゃって頂けましたので、玄関とも空間を共有しています。
玄関はすっきり見せるため、靴箱は設けずに2WAY動線を確保。一方の途中にシューズクロークを通るよう設計しています。
さらに、自宅でも生活ストレスを減らし、共働きを続けやすくするため、ストック可能なパントリーを設置。
また、洗濯動線も平面で解決できるよう、水回りも2階に配置しています。
「畳居間の家」。
コンパクトに、豊かに、らしさを追求して、暮らす。
注文住宅を建てる意義がここにある。そう私は考えています。









