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計画地は私鉄駅近郊の住宅地に位置し、北西南の3面道路に囲まれている。施主は周囲に建つ3F建て住宅からの視線を懸念されていたが、家の生活動線の中心に庭を計画することにより解決。縁側に腰を掛けて落葉樹の木漏れ日のなかで気兼ねなくくつろげるちいさな中庭が自慢。LDKから犬が遊ぶ南庭、中庭越しに吹抜に面した西側の庭まで視線が透りぬける。日々の暮らしの中に風と光、家族の気配、季節の移ろいを感じる家となった。