心地よい家に暮らしたら、素敵に花を飾ってみたくなった。

自然素材ならではの奥深い魅力が、暮らすほどに増していく木の住まい。快適な住まいでの生活が当たり前になると、どんどん心地よい暮らしを欲するようになってくる。だから、花を飾ろう。季節の変化も、一日の移り変わりも、もっともっとこの家の暮らしを味わいたいから。

家の中でも、特によくいるお気に入りの場所。長くいる場所だから、エネルギッシュな花よりもやさしい気持ちになれる花を飾りたい。そしてさりげなく季節感を楽しめるようなものがきっといい。

木のやさしさ、木の温度、木の息づかい。この家に暮らし始めて、あらためて木のもつ静かなるパワーのようなものを実感している。それは私の心を鎮めると同時に、新たな活力をも与えてくれるのだ。この家が好き。ここでの暮らしがすごく好き。そう思ったら、無性に花を飾りたくなった。特別な日でもなく、誰かに見せるためでもなく、この家を飾るためと私自身を心地よくするための花。
木の呼吸のせいなのか、夏の間は涼し気に感じられたこの部屋が、冬のやわらかい日差しの中ではあたたかみのほうが主張するようになった。そんな空間に飾りたいと思った花は、華やかさよりも穏やかになじむ色のもの。ブラウン、ベージュ、アンティークピンクのグラデーションで活けた花が、リビングをほんのり色づけると、じわじわとこの部屋の魅力が増してきて、もっと好きな空間になった。

天井一面を木で覆ったこの部屋は、柱のない大開口の窓により、陽の光と影の変化を一日中楽しめる。

クリスマスだからといってこの部屋に飾る花は、赤とか緑とかキラキラした感じとかは、気持ち的にはどこか違うと思いながら花屋へ行った。白い花はどちらかというと夏っぽいと思っていたが、冬らしい白い花もあるのだと、そこで初めて気づかされることに。マーガレットに少し似ているのは「フランネルフラワー」と言って、起毛した厚みのある花がまさにフランネル(=毛織物)のよう。モフモフとした房状の花は「シルバーキャット」。そうか、白いニットとか白いファーとか、質感によって冬らしい白があったではないか。
そんな白い花たちに、「ブルーアイス」というメタリックブルーの杉の一種を加えて部屋に飾る。クリスマスリースにも使われるこの葉は、特有の爽やかな香りを放ちながらさりげなく季節感を漂わせる。それが、この部屋の心地よさを増幅させ、花ってこんなにずっと見ていられるものなのだと、またもや気づかされるのである。

撮影場所:シャーウッド鶴見展示場(☎︎0120-14-0711)
Styling:Yui Otani

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