目指したのはカフェの居心地。
インテリアから計画をスタート。

奥様:
私がいちばんこだわったのは、カフェのような空間づくり。二人とも休みの日には外出するより家でのんびり過ごす方が好きなので、くつろげることがいちばん。ゆるやかな空気感にほっとする、そんな住まいが理想でした。

内田:
設計の横内とは一緒にやった仕事も多く、感性が豊かで、すごくいい家をつくるという印象。僕は細かい口出しは不要で、ポイントだけ言えば必ずいい家ができると信じていました。

奥様:
主人と横内さんは初回の打ち合わせですんなり意見が一致。プランニングでは「任せておけばいい」という主人でしたが、やっぱり自分の家なので色々考えちゃいますよね。私は要望をたくさん言いました。打ち合わせでは家づくりというより、もはやカフェをつくる意気込み(笑)。

横内(設計):
設計としては燃える状況ではありますよね。課題が与えられて、「片っ端からカフェを見に行ってやる」みたいな(笑)。いつもは、プランを決めてから内装に進むことが多いのですが、なかなかプランが決まらなかったので、今回は内装から間取りを考えました。逆転の発想で、「インテリアから始めてみようか?」と。

内田:
社員なのに丁寧にプレゼンしてもらいました。プラン決定前は、妻がややこしいこと言っている、と思ったりしましたが、モヤモヤしたまま進めなくてよかった。

奥様:
カフェ風ではなく、カフェ。そのくらいに思っていたから徹底的にこだわりました。もし曖昧に進めていたら、こんなに大満足の家にならなかったです。友人が来るとダイニングでコーヒーを飲みながら、気がつくとずっとおしゃべりしている。会話が弾むのは居心地が良いからかな、と嬉しくなります。

内田:
緑の眺めもカフェに通じる開放感がありますね。ダイニングは大きな窓が南のデッキテラスに向いて開いていて、緑が見えて、明るく、気持ちがいい。

奥様:
階段側は吹き抜けに。踊り場を利用して、観葉植物のための「プラントボックス」にするというのは横内さんのこだわり。二人ともそもそも緑に興味がなくて「こんなスペースいります?」とか言っていたのですが(笑)。吹き抜けから緑が顔をのぞかせているのがいい感じです。

シンプルで存在感あるナラ材のダイニングテーブルに、ヴィンテージを思わせる表情豊かな椅子をセレクト。吹き抜けは木の勾配天井が優しい印象に。

踊り場を利用して観葉植物を置く「プラントボックス」が空間に潤いをプラス。