Works

夕景に浸る住宅

採光を工夫したリビング
About the design plan

薄暮が映し出す大人の空間

『雰囲気のある空間で大好きなお酒を飲みたい』
『緑を見ながらゆっくり寛ぎたい』
ご主人と奥様、それぞれのご要望でした。
周囲を住宅に囲まれ、南からの採光も期待できない北入りの土地の中で、メインのフロアであるLDKを2階に設定。唯一視線が遠くまで抜ける北東と南東にシンメトリーに開口部を設け、さらに勾配天井を利用して東の隣家の屋根越しから採光を計画。朝は爽やかな直射日光が差し込み、午後からは落ち着いた反射光とともに夕景を待ちます。
方位に縛られず、周辺状況を読み解いて辿り着いた心地よい住宅です。

間取り図

Title:夕景に浸る住宅
Land:141.10㎡  Total:99.25㎡
1st floor:48.50㎡  2nd floor:50.75㎡

Chief architect:Naono Oda
Housing Director:Hirotaka Murata

設計 尾田直野(Naono Oda)
設計尾田 直野Naono Oda
一級建築士
一級建築士、宅地建物取引士(登録)。1981年 島根県生まれ。2003年 広島大学 工学部第四類(建設工学部) 建築専攻を卒業し積水ハウス株式会社入社、広島支店に勤務。2004年 設計課に配属。その後、現場監督としての経験も積み、2013年、再び設計課へ。「作りすぎず、気負いすぎない」シンプルな空間づくりをめざす。趣味はサイクリング、スノーボード。