
つづきの家
#ベルバーン #スローリビング #山取の樹木 #吹抜 #リビング階段 #木質天井
#Ⅱ型キッチン #アクセントタイル #通り土間 #ウッドデッキ #目隠しフェンス #カーポートDesign Plan
この住まいのタイトルは、「つづきの家」。
敷地の北側にはT字路と、隣家の広々としたお庭が広がっています。
開けたその景観を活かすため、あえてメインのお庭を北側に設けました。
さらに、南側にも濡れ縁ほどの小さなお庭を配置。
北と南、ふたつの庭がリビングを挟んで“つづく”ことで、家全体にやわらかな光と風が流れる、開放的な空間を実現しています。
2階は、家族の気配を感じられるようにリビング階段を採用。
吹抜け越しに見える2階の天井には木質の素材を使い、上下の空間がひとつながりに感じられるよう工夫しました。
中と外、上と下、そしてご両親からお嬢様へと受け継がれた家づくり。
さまざまな「つながり」や「つづき」への思いを込めて、この家を「つづきの家」と名付けました。
玄関は、正面から見えない位置にそっと配置。
中へ入ると、奥まで土間タイルが伸びる“通り土間”が視線を導き、実際以上の広がりを感じさせます。
さらに、玄関ホールには高さのある1m幅のFIXガラスを採用し、抜け感と植栽の緑が四季を通して迎えてくれるようにしました。
収納計画は、以前お住まいだった賃貸のお部屋を拝見したうえで決定しました。
男の子・女の子それぞれのお子さまがいて、おもちゃも多いとのことから、特にリビングまわりにゆとりある収納を確保しています。
キッチンはⅡ型を採用。
壁付けのレンジフードにより視線が抜け、より開放的に感じられる空間に仕上がりました。
また、「リビングを広く、家事動線は短く」というご希望から、洗面・浴室を2階に配置しています。
最後に植栽です。
設計士と山へ赴き、一本一本選定した樹々を植えています。
アプローチの斜めに配した木々をくぐり抜けて玄関へ。
家に入るまでの動線にも“つづき”の物語を感じられるようにデザインしました。
細部に至るまで「つづき」を意識した設計思想が息づく、唯一無二の住まいです。



