【I棟】1K 33.25m²(10.05坪)〜39.62m²(11.98坪)×15戸
【II棟】1LDK 44.00m²(13.31坪)〜48.87m²(14.78坪)×12戸
平面図。中央の駐車場の左が「I棟」、右が「II棟」
激戦エリアで勝ち抜くために
デザイン性やグレード感で差別化を図る。
都心のベッドタウンであり、周辺には大企業の本社や支社機能を持つオフィスが集まる日野市豊田。近隣は畑や雑木林が残る地域ながら、続々と賃貸住宅が誕生している激戦エリアです。
その一画に新たな賃貸住宅を建てることとなりましたが、明確な個性がないと周囲に埋もれてしまうのは必然でした。そこで、長期的な視野に立った安定した資産活用と同時に、ほかとは明らかに異なるデザイン性やグレード感で差別化を図りました。それが、赤いゲートとキュービックな外観が印象的な「ホワイトキューブ」です。
「毎日がリゾート」をテーマに
働く女性の求める住まいをつくる。
当物件は、三角形の敷地に単身者向けの「I棟」、ファミリー向けの「II棟」という構成です。オーナー様は一棟建てをお考えでしたが、大きな一棟よりも小さな二棟とした方が、数十年後にリフォームや立て替えをしやすいと提案し、採用させていただいています。
そのターゲットは若年層の社会人、中でも女性としました。働く女性が住まいにどのようなことを求めているか検討し、掲げたテーマは「毎日がリゾート」。仕事から帰ってきてゆっくりと寛げる、モダンリゾートをイメージしています。
居室に関しても、リゾート感を求めています。単身者用のワンルームは通常20u台ですが、ここではゆとりの35m²以上を確保。さらに、間取りもさまざまなタイプを用意して、多様なニーズに配慮できるようにしています。

空洞のあるレンガで圧迫感をなくした外構

目を引く赤いゲートとスタイリッシュな建物

駐輪場は敷地の裏手に配置
抜群のデザイン性で
通りがかりの方からの問い合わせも。
建物は、外構も含めて直線的にまとめながら、白系色を基調として軽さを表現したモダンスタイル。さらに、コーナーサッシやスリットの窓を設けることで、洗練されたイメージを創出しました。
外構部の石積みには、アクセントとしてところどころに赤系の石をはめ込みました。一口に赤といってもさまざまな色調がありますので、植栽の緑や外壁のホワイトとも調和するような、温かみがあり、やわらかな色合いの赤を選んでいます。
この外構まわりには、キューブ型の照明を設置しました。これが、夜になると下からエントランスを優しく照らしますので、防犯意識の高い女性入居者様に好評をいただいています。
赤いゲートには、見た目の第一印象を大事にするという狙いがあります。赤という強い色に目を引かれると、スタイリッシュで、エリアでも群を抜く優れたデザイン性の建物が視界に入ります。この視界効果から、通りかかった方より空室の問い合わせも多く、想像以上の大成功を収めています。

「II棟」のゲートはホワイトで落ち着いた雰囲気

コーナーサッシやスリットの窓がアクセントになっている