緑豊かな外構とアースカラーの外観
既存の敷石と弧を描く木目の壁
大正時代から続く、
由緒あるお屋敷の建て替え。
オーナー様との出会いは某信託銀行からのご紹介。相続対策として、ご自宅の建て替えのご相談をいただきました。
ご自宅は、大正時代から続く由緒正しいお屋敷です。建て替えにあたっても、既存庭園の材料を出来るかぎり再利用し、歴史ある佇まいを再現する方向になりました。
納得いく建物の建築と収益性の高い賃貸住宅経営のために、積水ハウスグループ全体でトータルサポートをするサブリースをご利用いただき、計画がスタートしました。
プライバシーの問題は、
“植栽計画”で解決。
建築地は閑静な住宅街にあり、住環境として恵まれています。しかしその反面、道路幅員は4m未満の部分も多く、工事は小型の工事車両を用いて行われました。
また、法規制によって道路面に接して住戸を配置しなければならないため、1階住戸のセキュリティとプライバシーの問題がありました。そこで、ただ高いフェンスを巡らすのではなく、フェンス内外に緑を高密度に植樹。こうすることで威圧感のない景観を形成すると同時に、道路との間に実際の水平距離以上の心理的距離を確保することに成功しています。

ガラスブロックから光が入る共用廊下

モノトーンのカラーコーディネート

バルコニー越しに見える緑
和の歴史を継承した、
希少価値の高い賃貸マンションに。
建物の全体デザインは“和風邸宅”をイメージし、和の街並を継承することを心掛けました。エントランスには、既存庭園の灯篭や敷石を再利用。スタイリッシュな外観と融合した歴史を感じさせる佇まいがオーナー様や入居者に好評で、通常の新築マンションにはない仕上がりとなっています。
さらに、防犯性を考慮して「ホームセキュリティシステム」を導入。閑静な住宅街にあることから、周辺に防犯性能の高い賃貸マンションが少なく、希少価値が高いことも入居者に高い評価をいただいています。

木目を生かした明るい空間

既存の灯篭を配した「和」のエントランス