敷地内の桜を保存しつつ建て替えを実現
子育て家族向けの提案が詰まった部屋
子育て世代とシニア世代、
それぞれに住みやすい環境を。
UR都市機構（独立行政法人 都市再生機構）による事業者募集で積和不動産が選定され、約5,000㎡の敷地を70年の定期借地にて借り受けたことから当計画が始まりました。建物の半分以上をファミリー向けの賃貸住宅とすることが条件であったため、子育て支援住宅とサービス付き高齢者向け住宅を複合した「多世代交流型マンション」を計画。子どもの成長にふさわしい住環境の提供と、「多世代交流」と「地域交流」が自然に生まれて持続する仕組みを実現します。
美しい街並の形成に寄与する
外観デザインを採用。
当物件は東京メトロ南北線「西ヶ原」駅より徒歩4分の閑静な住宅街の一画にあり、南側に開けた高台に位置する好立地です。付近には飛鳥山公園や旧古河庭園といった名称も点在し、都心ながらも緑豊かな環境です。そこで外観は、隣接する建物との連続性を高めながら、旧古河庭園の建物イメージを踏襲して美しい街並の形成に配慮しました。
バリアフリー仕様のシニア向け居室
キッズコーナーには絵本やおもちゃも用意
食事を毎日提供するラウンジ
入居者にも近隣の方にも、
末永く愛される建物に。
建物共用部には、コンシェルジュカウンターや誰でも使えるキッズコーナーを計画しました。子育て支援住宅には積水ハウスの「キッズでざいん」を取り入れ、共用部には三輪車やベビーカー置き場を兼ねたトランクルームも設置。サービス付き高齢者向け住宅では、アクティブシニアをターゲットとし、24時間見守りサービスや食事を提供する食堂ラウンジを設けています。
竣工後、子育て支援住宅はすぐに満室となり、シニア向け住宅も早いペースで入居が進んでいます。また、周辺にお住まいの方を招いた地域交流イベントを行い、入居者にも近隣の方にも喜ばれる建物となりました。
入居者同士のコミュニティを育む屋上庭園
緑豊かな遊歩道を敷地内に整備
