外構計画に配慮したスタイリッシュモダンな外観デザイン
ベンチとしても利用できる花壇で入居者の憩いのスペースに
約1,500mの広大な旗竿敷地で、
畑から3階建て賃貸住宅へ。
周辺には個人住宅や賃貸住宅、倉庫などが混在して建ち並ぶ住環境。計画地は、もともと畑として活用していた約1,500㎡を超える広大な敷地です。しかし形状は旗竿敷地で、敷地の奥は2項道路と接している敷地環境でした。
駅からのアクセスや周囲の道路状況から考えると、西側6m路地部分よりエントランスを計画する形が最適な利用形態であると判断。またそれによって、2項道路のセットバックも最小限の中心2mとなり、建物計画上有利な形となりました。
さまざまな敷地条件や法規制をクリアし、
ベストな計画を提案。
藤沢市の条例の関係で、総世帯数を23世帯以内にしなくてはならないうえ、日陰規制もある中で最大限の計画を敷地内に盛り込みました。そこで12世帯を南西向きに、残りの11世帯は南東向きに計画。そうすることで法規制をクリアしたベストな提案を可能にしました。
敷地の条件上、車路と歩行者路は一緒になってしまいますが、床の仕上げを変えることで歩行者を誘導するような計画に。駐輪場も高い袖壁で隠して、美観を損なわない配慮をしています。
共用廊下のあかりは防犯効果も
外構計画や共有スペースへのこだわりが、
入居者満足へ。
路地を歩いてゲートをくぐれば、憩いの場となる緑豊かな中庭がお出迎え。花壇のレンガ部分は、ベンチとしても使えるよう、天端を広めに計画しています。また、石貼りの風除室の自動ドアを開けると正面には中庭が望み、上部からは明るい光が降り注ぐ工夫を施しました。充実した設備仕様や防犯性への配慮、快適な住環境は当然のことながら、共有スペースへのこだわりが入居者の満足につながっています。この大規模な計画は近隣からも注目され、オーナーにとっても入居者にとっても価値あるものになりました。
オートロックを採用した重厚なエントランス
■［クレスタ湘南］建物データ：建築地／神奈川県藤沢市亀井野 敷地面積／1,568.05㎡（474.33坪） 延床面積／1,386.39㎡（419.38坪）
構造／重量鉄骨３階建て 建物用途／賃貸住宅
