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暮らしを守る安心独自の制震構造「シーカス」

大地震時の揺れを低減する、国土交通大臣に認定された独自の地震動エネルギー吸収システム。高い耐震性と自由な空間づくりを両立した安心の住まいを実現します。

震度「7」クラスの大地震への対応を想定した制震構造「シーカス」

「シーカスダンパー」が、地震動エネルギーを熱エネルギーに変換して吸収

「シーカス」はフレームにK型に組み込んだ「シーカスダンパー」が、地震動エネルギーを熱エネルギーに変換して揺れを吸収。発生した熱を放散するシンプルな仕組みです。ベースの「ダイナミックフレーム・システム」に「シーカスフレームを効率的に配置することで、地震時における住宅の変形量を1/2以下※に抑え、内外装の損傷を軽減。震度「7」クラスの大地震や繰り返しの地震にも効果を発揮します。

当社耐震構造との比較。発生する地震やプランによっては低減効果が1/2以下にならない場合があります。

耐久性に優れた特殊高減衰ゴムを採用

長期間安定した性能を発揮する「シーカスダンパー」

「シーカス」の心臓部に組み込まれた特殊高減衰ゴムを内蔵した「シーカスダンパー」。耐久性の高いこのゴムは、気温に左右されない安定した特性を持つ優れた素材です。劣化防止策を施され、鋼管の間に密閉されているため、長期にわたり安定した性能が得られます。耐用年数100年相当の耐久性を試験で確認しています。

繰り返しの地震や余震にも強い、国土交通大臣認定構造

実大振動実験でも示された制震構造「シーカス」の優れた性能

実大モデルによる振動実験を実に245回実施。実験の最後に、兵庫県南部地震の最大速度90カインをはるかに超える、入力波最大速度160カインという、かつて体験したことのない巨大地震を想定した揺れに挑戦。このとき建物が吸収した地震動エネルギーは、兵庫県南部地震の約10倍という破壊的なものでしたが、「シーカス」を装備した積水ハウスは倒壊することなく、外壁の割れ・脱落もないことを確認しました。

外壁の耐震技術

大地震の揺れから外壁材を守る 外壁パネルロッキング工法

地震の二次災害の火災が拡大する原因のひとつに、外壁のひび割れや脱落があります。外壁の落下は歩行者にとって非常に危険なうえに、防火の役割を果たすべき外壁が壊れたり脱落してしまっては、外壁がどれほど耐火性に優れていても火事は防げません。このような事態を招かないために、積水ハウスは外壁の取り付けにも独自の工夫をしています。それが「外壁パネルロッキング工法」です。

地震の力を受けて変形する構造躯体についていけない外壁(左図)は、ひび割れや脱落が発生します。そこで外壁も構造体に合わせて回転運動(すべらせる)をする仕組みにすると、ひび割れや脱落を防止できます。

外壁を直接駆体に緊結させない工法で、いざ地震が発生し、摩擦力を上回る力がかかると、外壁パネルが駆体とは異なった動きのロッキング(回転)を開始。これにより、外壁に力が加わることを抑制し、地震によるひび割れや脱落を防ぎます。

ロッキングが間違いなく機能するか確認する 層間変形追従試験

積水ハウスは、独自の「外壁パネルロッキング工法」が地震の際に間違いなく機能するかを実験で確認しています。この実験では大きな地震で構造体が変形したとき、外壁も構造体に追従するかを検証。 幅4m、高さ2.8mの試験体の上部に水平方向から力を加え、外壁がきちんとロッキングしているかを確かめた結果、層間変形角1/15でも外壁パネルが別々に回転運動していることを確認しています。

実験前

圧力をかけた状態

ロッキング方式外壁取付工法

高層ビルの設計に準じたロッキング方式を採用した外壁の層間変形追従試験の様子を映像でご紹介いたします。

鉄骨1・2階建ての建築実例