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住まいづくりの幅広いアイディア・エッセンスをお届けする「sumai smile event」。
今回は、住まいの悩みNo.1といわれる「収納」がテーマです。
見やすく・取り出しやすく・しまいやすい収納とは?
そのヒントは、暮らしを見つめることにありそうです。 |
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第1部では、建築家、インテリアデザイナーとしてご活躍中の竹岡美智子先生に、女性ならではのきめ細かい視点からご提案される収納スタイルについてお話していただきました。
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『わが家に人を呼びたい』 |
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家を建てたくて竹岡先生に相談を持ちかける人は、口を揃えてこう言うそうです。「新しい家には、人を呼びたいんです」と。この言葉の裏側に、現在の住まいには人を呼べないという事実がうかがえます。「今の家は散らかっていて人を招くことができない。今度はすっきりと住める家にセンスよく暮らし、そして気心知れた仲間と楽しい時間を過ごしたい」というわけです。「こうした理想の暮らしを実現するために大切なのが、収納計画」と考える竹岡先生。ご自宅のお話や実例を交え、収納のアレコレを語っていただきました。
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『リビングダイニングから収納計画がみえてくる!?〜散らかるモノの分析から始める収納計画〜』 |
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「'人の集まる家''センスのよい暮らし'ということを考えるのであれば、まず、一番目に付くリビングダイニングをすっきりさせてしまいましょう」というのが竹岡先生のひとつめのご提案。
リビングダイニングは家族全員の雑多なものが集まってきてしまう場所ですが、中でも竹岡先生が注目するのは、また着る服。家族みんなが脱いではソファの上に置いてしまうような衣類です。セーターなど休息の必要な服、コート、あるいはパジャマやガウンなどなど。竹岡先生は、リビングが雑然とした雰囲気になってしまう大きな原因のひとつがこうした衣類なのではないかと分析します。
そしてこの問題を解決するための提案が、幅1間のファミリークローゼット「生活収納室」。この3畳ほどの収納空間には、また着る服のほか、リビングに置き去られやすいハンドバッグ、置き場所に困る掃除機、ホットカーペットや雛人形・五月人形といった季節の道具、溜まりやすい紙袋などもしまいます。
一方、リビングダイニングに集まってしまうダイレクトメールや眼鏡、爪きりといった日常使いのこまごましたモノは、個人別の浅めの引き出し「銘銘ポスト」が有効とのことでした。
収納に関する悩みの大半を片付けてくれそうな「生活収納室」にしても「銘銘ポスト」にしても、ベースにあるのは置き場所のなかったモノの置き場所を決めてあげるという発想。モノの定位置を決めるというところに、竹岡先生流の収納の奥義があるようです。
幾度も会場の笑いを誘った竹岡先生の楽しいトーク。最後は「収納は、しまうためのものではなく、使うための置き場所をつくるということ」と締めくくられました。
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続いて第2部では、積水ハウスで13年間住宅設計に携わってこられた埼玉東支店設計課の広瀬和章先生にお話をうかがいました。 |
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『収納を考えないと間取りはつくれない』 |
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「建物や駐車場の配置も、いってみれば収納計画の一部」と語る広瀬先生。収納はライフスタイルと共に考えることが大切と考えていらっしゃいます。積水ハウスの収納に関する冊子を用いつつ、さまざまなデータを添えてご解説いただきました。
広瀬先生の考える収納のポイントは3つ。「量と場所と形」だそうです。まず、量については、延床面積の10〜13%という収納総面積の目安を念頭に置きながら、家にあるモノの総量を把握しライフサイクルにあった収納計画をすることです。次に、場所。誰がどこで、どんな頻度で使うのかということを検討することが、収納計画の成功の秘訣だとか。そして最後に形。「ホームセンターに並ぶ押入れ収納グッズの多さからも、いかに人々が押入れに苦労しているかということがわかります。いくら容積があっても、使いづらい形だとその収納スペースの価値は半減してしまうのです」と、身近な例をあげて説明されました。
「部屋が狭くなるからと収納を諦める方もいらっしゃいますが、十分な収納スペースがないと結局後から収納家具で対応するということになりかねません」。収納空間の確保がいかに大切なことかを力説された広瀬先生。玄関、リビング、キッチン、寝室などそれぞれの空間の収納の考え方もお話いただきました。
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『'自分らしく美しく住まう収納スタイル'を実現する極意』 |
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最後に講師のおふたりに「今回のテーマ'自分らしく美しく住まう収納スタイル'を実現するためにはどうすればいいでしょうか?」という質問を投げかけると、それぞれ、こんな風に答えてくださいました。
広瀬先生:
「今現在のお住まいのありのままの姿を見せていただけるのが一番。実態にあわせた収納計画を立てられますので。ちなみに我が家では2年間使っていないものは処分するということを心がけています。あとは、使いやすい場所に収納するということでしょうか」。
竹岡先生:
「あえて言うなら、定位置に戻すというのが究極の収納術だと思います。そのためには、妻や母が'片付けない'ということも必要かもしれません。そうしないと、夫や子どもが片付けませんからね(笑)。家族みんなが使った物を定位置に戻す、ということが大切ですね」。
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こうして和やかな雰囲気の中イベントは終了。すぐに実践できるような収納のヒントも数多くあったので、会場からは「家に帰ったらやってみます」という声も聞かれました。 |
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【プロフィール】
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竹岡美智子先生
アトリエ雲主宰 建築家・インテリアデザイナー
設計事務所、ハウスメーカー、百貨店などの勤務を経て、1991年にアトリエ雲を設立。主婦の立場から住みやすさ・快適さを追求した住宅や増改築の設計を手がけるかたわら、住宅専門誌などへの執筆活動も展開。対面キッチン(1980年)や生活収納室(2000年)など、集合住宅における生活空間に対する提案も多い。 |
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広瀬和章先生
積水ハウス 埼玉東支店 設計課 一級建築士
積水ハウス入社以来、個人住宅から店舗、アトリエまで幅広く設計を手がけてきた。「人と自然にやさしい家づくり」がモットー。何十年先でも'お気に入りの我が家'と思っていただけるようにと、心を込めて設計に取り組んでいる。 |
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