収納とは、物をしまうこと。簡単に考えるとそれだけのことですが、ほんとうにそれだけでしょうか。
物は、持つために持っているわけではありません。使うために、持っている。フライパンは料理するために、洋服は着るために、写真は眺めるために。それら使う物を、使いやすく置いておくのが、収納なのです。
だから逆に言えば、使わない物をどんなにきれいに収納してあっても、それは単なる飾りです。使わない物がたくさんあるために使う物が出しにくくなっているなら、どんなに高価なものであっても「じゃまな物」でしかありません。
収納が、「捨てる」ことからはじまるのは、だからです。私たちの暮らしには、買ったりもらったりして、次から次へと物が入ってきます。食品でさえ、使いきれないうちに、次々増えていきます。ましてや、自然に消えてくれない物は、溜まる一方。
よほど意識して「出す」ことを考えなければ、「使えるけれど、使わない物」だらけになってしまうのです。
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