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住まいのエキスパートコラム
住まいづくりのエキスパートコラム  様々な分野で活躍する「住まいのエキスパート」たちが、 住まいづくりにまつわる様々な情報をお届けします。
vol.5 『犬とはじめる快適新生活』薬師寺康子
新学期、新社会人、転勤・・・。春は、新しい生活が始まる季節です。これから、新しい家で犬と一緒に新生活を始める方もいらっしゃるのでないでしょうか。そんな時、最初は、犬も慣れない場所や生活に少々戸惑っています。まずは、犬が新しい家で安心して生活できるよう、環境を整えてあげることが大切です。
最初に、犬の居場所を作ってあげます。犬の居場所は、飼い主の気配が感じられ、静かで気温の変化があまりない場所が最適です。テレビの音がうるさかったり、頻繁なドアの開け閉めや、人の出入りが激しい場所は避けたほうがよいでしょう。適切な場所が決まれば、そこに、いままで使っていたベッドやクッションなどを置いてあげてください。犬は自分のにおいがついているので安心し、新しい居場所にも慣れて落ち着きます。
もし、床材がフローリングなど堅くて滑りやすい材質のときは、犬の居場所と、できれば犬の生活エリアに、カーペットなどやわらかく滑りにくいものを敷くことをお勧めします。犬にとっては動き回りやすく快適ですし、床のキズや汚れも防ぐことができます。

次は、家の中に犬にとって危険な場所がないかを確認し、あれば対策を講じます。新しい家に移って間もないときは、犬もまだ周辺の環境を十分に理解していません。もし、犬が玄関から飛び出してしまえば、迷子にもなってしまう可能性もあります。飛び出す心配があるのならば、玄関にペットゲートを取り付けておくと安心です。

家の中での階段が初めての犬もいるでしょう。慣れない階段で滑って落ちてしまわないように、階段には滑り止めカーペットを敷くか、もしくは、ゲートをつけて上がり下りさせないなど、危険防止対策をしておきましょう。
さて、犬が安心して家の中で過ごせる環境が整ったら、次は、犬と一緒に外に出てみましょう。犬はなわばり意識を持っていますので、近隣を毎日散歩することは、犬の本能を満たす大切な行動なのです。あちこちに残った他の犬のにおいを嗅ぎ、何時どんな犬がここを通ったのかを毎日チェックしています。

一方で、この散歩は、飼い主にとっても新しい地域と親しむよい機会となります。犬の散歩中に、見知らぬ人から離しかけられた経験をされた方も多いのでないでしょうか。散歩ルートで犬連れの仲間ができたり、地域で愛犬家同士が集まってペットのオフ会を開いたりと、犬を介して人は集まりやすく、コミュニケーションの仲立ちとして、犬は大きな役割を果たしてくれます。

見知らぬ土地で始める新生活も、犬と一緒であれば、より楽しくより広がりのあるものになることでしょう。

薬師寺康子(株式会社クララ代表取締役・ペットライフデザイナー) 薬師寺康子
(株式会社クララ代表取締役・ペットライフデザイナー)
住宅業界とペット業界での豊富な経験を生かし、人とペットの快適な暮らしを提供するコーディネーターとして活躍。コンサルティング、執筆活動、講演などを通じて、人もペットも我慢しない、させない、さりげなくかっこよく、安心快適な暮らしを提案している。自らも2匹のネコを飼う。宅地建物取引主任者、愛玩動物飼養管理士。
株式会社クララ CLALA
 
vol.5
犬とはじめる快適新生活
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