住まい方実例集 H邸●新潟県 リビングとダイニング・キッチンを分け、庭を眺めてゆったり暮らす。
お気に入りに囲まれた、こだわりの空間。

延床面積113.79m2

広さよりも空間の雰囲気を重視しての決断。

 

お住まいの中にはさらなるこだわりが。リビングにはイサム・ノグチのソファやテーブル。ダイニングにはウェグナーのYチェアやヤコブセンの照明。家具を見るだけで、ご主人の“インテリア好き”が伺えます。

そんなHさん邸の延床面積は113.79m2。「本当はもっと大きな家にしたかったんですよ、当然の希望としてね(笑)」とおっしゃるご主人。「でも、コストを抑えるには家を小さくするのが一番早い。それで100万円でもインテリアに多く使えれば、空間の雰囲気が全然変わってくるので」という判断で、コンパクトでも豊かに暮らせる家を目指すことにしたそうです。

L/DK 独立設計

あえて独立させたLDKで空間にメリハリを。

 

そこで設計担当が提案したのは、リビングとダイニング・キッチンをほぼ独立させるプラン。一般的には対面キッチンで直線的につなぐパターンが多いLDKを、H邸ではあえて分けた構造に。省スペースになる壁付けのキッチンを採用し、ダイニングの面積を抑えることでリビングの広さを確保。メリハリのある空間設計になっています。


裏動線×納戸

これにはご主人も「ダイニングやキッチンを見せることなく、お客さんをリビングに呼べるのがいい。応接目的で和室をつくって、他の部屋がこぢんまりするのもイヤだったから」と納得。奥様も「キッチンとダイニングの間に壁を立ててもらったので、ゴチャゴチャが見えないし、気分的にも落ち着きます」と大満足のご様子です。


家事の動線や収納など、実用面は隠れた場所に。

またキッチンの奥からは、玄関へとつながる裏動線が設けてあり、パントリーを兼ねた納戸として機能しています。この表から見えない隠れた場所にある集中収納が、リビングなどの主要な空間にモノが溢れることを防ぎ、コンパクトでもすっきりと片付いた住まいの実現に役立っています。


リビングの北と南に設けた2つの庭が開放感を演出。
視覚のマジック


独立した間取りで広さを確保したリビングにはもうひとつ、空間を広く感じさせる視覚的な工夫があります。それは北面・南面それぞれに設けた2つの庭。屋外の自然環境を2方向から取り込むことで、視界が庭まで抜け、室内空間が窓の先まで広がっているような感覚をもたらしてくれるのです。

 

さらに、この庭からは思いがけない楽しみも!新居の完成を祝うかのように、庭のイロハモジミの木にヒヨドリが巣を作ったのだそうです。

庭のイロハモジミの木にあるヒヨドリの巣

「毎日、朝食をとりながら親鳥がヒナを世話をするのを眺めていました。『5本の樹※』って本当に鳥が呼べるんだなぁって感動しましたね」と、ご主人が素敵なエピソードを披露してくれました。
※在来種の樹木を植え、鳥や蝶が訪れるような環境にする積水ハウスの取り組み


間取り図(1F)

詳細情報

家族構成
ご主人 30代 奥さま 20代


敷地面積 / 159.75m2(48.32坪)
1F床面積 / 53.27m2
2F床面積 / 60.52m2
延床面積 / 113.79m2

用途地域 / 準工業地域
建ぺい率 / 40.24%
容積率 / 71.23%

建物型式 / ビーエコルド

間取り図(2F)

担当者からひとこと

「居住空間を広げるなら庭を削らなきゃ」と思われがちですが、この庭こそが大事。庭をきちんとつくって囲えば、内部空間がその囲いまで広がっているような感覚が起こる。視線が庭まで抜け、手前の窓は気にならないんです。「子どもが何人授かるかわからないし、個室が必要になるのは10年以上先だから」と子ども室を1つにされたこともそうですが、こうした“メリハリ”や“思い切り”が広く暮らすコツだと思います。


設計 松田 行生

新潟支店






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