木質感を生かしてコーディネートされた、お姉さまご夫妻のLD。全てをウッドテイストで統一するのではなく、壁紙やカーテン、家具の扉などをオフホワイトにすることで、ナチュラルでモダンな空間に。
室内建具をグレートーンでまとめた妹さまご夫妻のLDK。造り付け家具やソファなどはブラックに。針だけの時計やガラスの天板のテーブルを選ばれるなど、主張のあるシンプルな空間を実現。
ご主人同士も大の仲良しという、姉世帯・妹世帯の同居する二世帯住宅。建築関係のお仕事をされているお姉さまと、アイルランド出身で英会話学校の教師をされているご主人は大のナチュラル志向です。一方妹さまご夫妻は、モノトーンのインテリアなどを用いた、スタイリッシュなライフスタイルがお好みだとか。 アプローチには、それぞれがシンボルツリーとして選ばれた白樫とカツラ。木とグレー、2つの玄関ドアは、両世帯の対照的な趣向の象徴です。 お姉さまご夫妻は、木の優しい表情を生かせるよう、壁紙や家具の扉にオフホワイトを選び、ナチュラルでモダンな空間を演出しています。妹さまご夫妻は、「木目は好きじゃない。」というご主人のご希望で、あらわし梁を真っ黒に塗装。珍しいご要望でしたが、モノトーンのインテリアを引き立てる、ハイセンスな仕上がりになりました。両世帯ともリビング収納を設け、テレビやエアコンを隠せる、すっきりとした空間に仕上がりました。
グリーンをアクセントカラーに選んだ、心安らぐお姉さまご夫妻の主寝室。
妹さまご夫妻の主寝室。ウォークインクローゼットで、室内はよりすっきりモダンな印象に。
ご両親が泊まりにいらした時の為に、どちらの世帯からも行き来できる和室。
お互いのプライバシー確保のため、独立性の高い左右分離型の二世帯住宅をご希望されました。お姉さま世帯からは、「パーティを開くことがよくあり食器類が多いので、キッチン周りに大きな収納が欲しい。」「朝起きてすぐシャワーを浴びたい夫の為、浴室を一階に。」というご要望が。妹さま世帯からは、「ゲームや音楽を楽しむための部屋が欲しい。」「寝室に置くパソコン用に、姉世帯と繋がったLAN配線を。」というご要望がありました。 又、ご両親から「来た時に泊まれる、床の間のある和室を用意して欲しい。」とのご希望が。しかし、どちらかの世帯に設けると、一方の居住スペースが減ってしまいます。そこで、不平等感なく、ご両親が泊まられない時は共有スペースとして有効に利用できるプランニングをご提案しました。
共有のバルコニー。
「寝室のある1階ではなく、LDKのある2階で繋がっているのがよかったと思います。」とお姉さまがおっしゃるように、両世帯の中央に和室とバルコニーを配することで、2階全体がオープンな共有空間のようになりました。バルコニーではご主人同士がお酒を酌み交わされたり、皆さまでバーベキューやティータイムを楽しまれたりと、ゆとりある時間を過ごされるそうです。又、早く帰宅された方が用意して夕食を召し上がられることも多いそう。 それぞれのライフスタイルを守りながら上手にコミュニケーションをとられる、素敵な二世帯のお住まいです。
周辺環境との調和を考え、塀で囲まずオープンな外構デザインにして圧迫感を出さないようにしている。
年齢が近かったこともあり、念入りな打ち合わせも和気あいあいとした雰囲気ですすめられました。それぞれにご自分のスタイルをお持ちですが、ご提案に対してだけは前向きにご検討頂けました。何ヶ所かの展示場を見て頂いたり、バランスを考えた素材の選定を心がけました。
二世帯それぞれの個性に合わせて設計したお住まいですが、これに加えて家具や小物を揃えて行って下さって。キャンパスに素晴らしい絵を描いてもらったようで、設計したものにとってこれほどの喜びはありません。