レンガなど自然素材で演出された外構。
二階の入り口もレンガで縁どり。
吹き抜け、回廊式の階段と2階廊下などダイナミックな空間。見上げても見下ろしても計算された眺め。
Tさんが最もこだわられたのは、吹き抜けの大空間が広がる玄関ホール。階段からは2階の回り廊下へ続き、スリットサッシからの自然光と、アンティークな照明器具の柔らかな光が満ちています。リビングへと続く廊下の入り口は縁をレンガであしらい、突き当たりはスリットガラスをはめた木の壁に。「洞窟」のような閉ざされた空間を抜けると明るく広いリビングが広がるドラマティックな空間となっています。
コレクションはアフリカとアジアの民具が中心。
南東角の庭に向けてフルオープンサッシを設けたリビング。坪庭と一体となり、テラス感覚でくつろげます。
シックな味わいの寝室。
アールをつけた入り口から書斎を見る。
木彫りや雑貨でアレンジされたトイレもダークカラーの住まいにマッチ。
新居づくりに際してTさんはインテリアや建築関係の書籍を30〜40冊も購入されイメージをふくらませていかれたといいます。その時、ご主人から出されたご要望は「今風のモダンで無機的なものではなく、明治時代の建物のような、長く住みこんできた落ち着きのある家を」、さらに「コレクションのアジアやアフリカのインテリア小物が似合うようにし、それらを飾るスペースを多く」などというものでした。設計担当者はTさんのイメージやこだわりを細部にわたって聞き取り、プランにまとめ上げていきました。
素朴な味わいの照明器具。
コレクションのインテリア小物にマッチし、かつ明治時代のような建物というイメージに対しては、シンプルなデザインを基本に落ち着きのあるインテリアプランに集約。フローリングや腰壁は框のないフラットなデザインを選択し、ダークブラウンの梁や柱使いは民芸調にならないよう配慮しています。もちろんコレクションを飾るスペースも、リビングや廊下など各所に設けています。
玄関ホールから洞窟のような廊下を抜け、広いリビングへ。
和室のオブジェ風照明とスリットサッシのデザイン格子。
切妻屋根の深い軒が印象的なファサード。
Tさんのご希望を伺って、間取りはすぐに決まりました。時間をかけてプランしたのは外観、内装、インテリアです。ご主人は色や素材に強いこだわりをお持ちでした。また落ち着いた雰囲気を求めておられたので、ダークブラウンをコンセプトカラーに選び、レンガやアイアン素材を組み合わせてアンティークな雰囲気を演出しました。