リゾートの風が渡る家 01
リゾートの風が渡る家 02
リゾートの風が渡る家 04
リゾートの風が渡る家 05
リゾートの風が渡る家 07

リゾートの風が
渡る家 滋賀県

すべての場所に
特別なシーンを

CONCEPT

できるなら多くの時間を好きな沖縄のホテルに滞在して過ごしたいと語っていたオーナー。
日常でも上質なリゾートの暮らしを送っていただくためにゆったりとした時間が流れ、非日常の感覚に包まれる空間づくりを考えました。
南と北の庭から心地よい風がそよぐ広々としたリビンク。
深い軒が創り出す庭の緑と一体となれるデッキ。
そして大屋根の下に抱かれるように設えられたサロンスペース。
豊かな敷地を活かして、すべての場所で自然を身近に感じ特別なシーンが生まれ、極上のひとときが流れる。
その日の気分にあわせ心地よい居場所を見つけられる。
そんな住まいを目指しました。

CONCEPT リゾートの風が渡る家

ウッドデッキと深い軒が創り出す半戸外の空間は、木の質感に包まれ、ラタンのハンギングチェアで時を忘れて過ごせる気持ちのいい場所。オーナーは当初、管理に手間がかかるため植栽は不要と考えられていましたが、視線のポイントとなる部分を選んで植栽を配することをご提案。オーナー様には「庭が好きになった」と言っていただきました。

PLAN

暮らしの中にさわやかな自然の息吹がとけ込むように。
リビングの北側には自分たちだけの柔らかな光をたたえたコートを、伸びやかに広がる芝生の庭をそれぞれプランしました。
深い軒の下に設けたウッドデッキは自然とより近くで向き合えるよう室内と室外をゆるやかにつないでいます。
そして約60畳のLDKは、各スペースをほぼ等間隔にゆったりと配置。
空間に非日常的なゆとりを創出することで、そこに流れる時間の感覚もリゾートで過ごしているような特別なものとしています。

PLAN リゾートの風が渡る家 01

一歩、住まいに入ると吹き抜けから光が射し込む玄関は、お客様を迎える、ゆったりとしたサロンとしての役割も果たします。床タイルは、素材と組み合わせのサイズにこだわり、豊かな表情が感じられるようにしています。

PLAN リゾートの風が渡る家 02

北の中庭に面した和室は、琉球畳みを用いるなどモダンな印象に。柔らかな光が射し込む、和の感覚を活かした、清々しい空間としています。

FACADE

「邸宅というものは平屋である」というオーナーのこだわり。
一方で、室内に開放的な空間と住まいとしての機能を両立させるに、空間は確保したい。
そこで2階建てでありながら、平屋の邸宅感を持つ外観シルエットを提案しました。
2.5寸の屋根勾配を配して、周囲の街並みに威圧感を与えないよう、道路側は下屋で構成。
高さは抑えていますが、一方、屋根が連続しているようなデザインで建物の存在感を強調しました。
さらに屋根のある車寄せを設置し、室内への期待感を膨らませています。
また幅6メートルの電動門扉の下面にはタイルを敷きにし、より質の高い邸宅感を創出しました。

FACADE リゾートの風が渡る家

ゆとりある敷地を利用し、2台分のガレージと1台分の駐車スペースを設置。クルマが楽に抜けられ、Uターンも可能な空間を確保しました。ガレージの外壁部分は濃いグレーとし、リビングからの眺めの左右を切り取り、余計な物を見せない役割も果たしています。ポイントに配した植栽が、駐車場へのアプローチの表情を豊かにしています。

DESIGN

LDKはより非日常的な特別な感覚を味わえるよう、インパクトのあるデザインに。
玄関から足を踏み入れると、南の庭から北の中庭まで視界が一気に180度広がります。
リビング→ダイニング→キッチンと、ゆったりとした間隔で配置することで、さらに空間の広がりを感じられるようにしています。
床材は無垢のアッシュ、壁は珪藻土、あらわしの梁はタイル貼りとし、素材の質感でインテリアをより上質に演出。
ミラーガラスの中にテレビをビルトインさせる「グラスルーチェ」を採用し、晴れた日は庭の緑が映り込んで、室内まで自然が入り込む印象をつくっています。

DESIGN リゾートの風が渡る家 01

テレビをつけていなければ、北側の中庭からの光も「グラスルーチェ」に映り込み、もうひとつの窓があるようです。

DESIGN リゾートの風が渡る家 02

大壁和室は天井になぐり加工を施したフローリング材を使用。琉球畳と黒のフローリングでモダンな印象にしています。ピッチが大きい障子やアクセント壁など、素材とデザインにこだわった和の空間です。

SPECIAL

リゾートホテルで出会う滞在するような暮らしを実現するもうひとつの仕掛け、それが戸外に設えられたサロンスペースです。
ガレージ部分を覆う2.5寸の屋根に包まれるようにプラン。
軒裏は室内と同じレッドシダーで構成し、室内のようでありながら、四阿のような役割の場所としています。
オーナーはここをご家族やご友人との時間を楽しむスペースにされているとか。
大きな軒裏を存分に活用し、内と外が一体となった気持ちよさを創出しています。

SPECIAL リゾートの風が渡る家

戸外のサロンをはじめ、生活の場として普通に暮らしながら、リゾートの非日常感を味わえる空間づくりを目指しました。ご入居1ヵ月後、奥様には「まだホテルに滞在しているような気分です」とおっしゃっていただきました。

担当アーキテクト

リゾートの風が渡る家 担当アーキテクト

長く快適に、愛着を持って住んでいただける家にするためには、打ち合わせ段階から、ともに楽しく家づくりをさせていただくことが重要であると考えています。そしてお客様との打ち合わせはもちろん、社内での打ち合わせも十二分に行い、設計、インテリアコーディネーター、施行監督、現場の職人全員が同じ方向に向かって取り組んでいくことが大切と考え、重視しています。

物件データ

リゾートの風が渡る家 物件データ

家族構成/夫婦+子ども2人
所在地/滋賀県

敷地面積/1318.00㎡
延床面積/568.57㎡
取材年月/2016年9月

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