家を建てる前に考えておきたいこと −わが家のイメージをまとめよう−
Vol.10 |
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理想のわが家を描いてみよう
動線について考えよう
ある作業に伴う動きを「動線」と言い、キッチンにおいてはこの動線が長くならないようにすることが大切、というのが前回のお話でした。今回はこの動線計画を、家全体に広げて考えてみましょう。
家では食事以外にも、入浴、洗面、排泄、睡眠などのさまざまな行為があります。「快適な暮らし」を実現するために、これらの行為を行うスペースがどうあるべきかを考えるとき、この動線計画というのが非常に重要になってきます。 例えば、入浴。せっかくの住まい計画も全て奥様に任せきり、というご主人の唯一の夢が「のんびり、ゆっくりつかれるお風呂」というのはよくある話です。
坪庭や天窓のあるお風呂、気泡や噴流の刺激が心地よい多機能バスやサウナなど夢は広がりますね。しかし、浴室を計画するとき、考えるのはそういった「入浴」という行為だけでよいのでしょうか?
脱いだ洋服はどこへ置くのか、新しい下着はどこへ仕舞っておくのか。キッチン計画でも触れたこれらの配置計画に問題があると動線が長くなり、せっかく温まった体も着替えを済ませるまでに冷め切ってしまいます。 「風呂上りのビールを楽しみたい」という願いをかなえるためには、立派な浴室を備えるだけでなく、このような基本的な行為のつながりから考えていく必要があるのです。
このように、住まいの中で行なうさまざまな行為が、どのようにすればスムーズな動きとして実現できるか、振り返って考えてゆきましょう。
入浴の際に脱ぎ捨てた衣類はまた、洗濯⇒干すといった家事とも関連し、新たな動線を生み出していきます。そう考えると住まい計画は、物干しや、ゴミ置き場、ガレージなど、家の外との関わりも考えながらすすめていく必要がありそうです。
次回はご家族の生活リズムを振り返って考えましょう。
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