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住まいのコラム

ひげおっちゃんの住まい雑記帳 バックナンバー

Vol.24

広縁 〜内と外をつなぐ〜

広めに作られた縁側を広縁と呼びますが、和室の外側に作られる縁側空間は和室に広がりと奥深い雰囲気を与えてくれます。テラスやポーチとも違う日本独特の空間で、家の中と外との境界にあって、両者をスムーズに結び付ける役割を果たしています。雨が多く、四季のはっきりした日本の気候風土に、より快適に住まうための知恵から生まれました。屋外と和室との緩衝空間として夏は暑い日差しを遮り、冬は室内の暖かい空気を外に逃がさないという保温空間ともなります。
最近は洋風化の流れの中で和室離れが進み、広縁を設ける人も少なくなりました。それでも和室のある住まいの6軒におおよそ1軒は広縁を設けています(当社’06年度実績)。しかし、単なる広縁へのあこがれだけで設けてしまったためにまったく使われないままというケースも聞きます。やはり、よく考えて作ることが大事ですね。
そこで一つの提案ですが広縁を単なるのんびりと過ごす空間としてだけに終わらせず、積極的に地域と関わり合う仕掛けとしてご近所の人たちが気軽に立ち寄れる場に使えるように考えてはいかがでしょうか。

広縁 たとえば、ご近所の顔馴染みの人や出入りの保険の担当者とちょっと話をするには、玄関先では落ち着かないし、家の中まで上がってもらうには改まり過ぎる。そうしたとき、家の中でもなく、外でもないという広縁という縁側空間の曖昧さが実にぴったりとして重宝するでしょう。
こういった広縁は、門から直接アプローチできる路地も合わせて計画することが大切になります。オープンカーポートならばその横からのアプローチでもいいですね。土間と組み合わせた広縁にすると更にゆとりのある空間になるだけでなく、玄関とつなげることも可能になってきます。
次にもてなし方に応じた理想の広縁を考えてみましょう。 気軽にお茶を出したいという場合は広縁に水場カウンターを設ければキッチンに行くために席を離れることで会話が途絶えることもありません。
また楽しく座り話をするための工夫として座る高さがあります。近頃の住まいは床の高さが土間より18〜20cmほどですからそのまま腰かけるにはちょっと低いように思います。座面の高い座椅子を選ぶなどの座りやすくするための工夫が必要です。そうした心づかいがよりいっそうの立ち寄りやすい温かな空間を生むことでしょう。

 

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