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Vol.16
サロン 〜接客の新しいカタチ〜
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ご近所の人と玄関先の道路で長い立ち話をしてしまったという経験はありませんか。最近の住まいはちょっと立ち寄るということができにくいカタチになっているようです。居間や客間に通すほどのことではないけれど、立ち話も・・・という場合、気軽に会話やお茶を出せる場所がエントランス廻りにあるといいですね。昔の民家や町屋には作業空間として土間があるのは当たり前でした。土間は家族同士の、時には住まい手と来訪者とのコミュニケーションの場でもありました。‘家の中だけど外’という土間は室内と屋外とを結ぶ中間領域として、とても魅力的な空間です。そうした土間の特徴を積極的に活かして近所の人たちや友人たちとの会話や喫茶を楽しむ土間空間を作ってみてはいかがでしょうか。 |
気軽に接客できるようにした玄関エントランスに広がる土間空間は、応接間のように形式ばることもなく、ご近所の人や友人たちとのおしゃべりを気兼ねなく楽しみたいと思っている人にはぴったりな空間で、おしゃれにサロンと呼んでみたい空間です。サロンを作ることでリビングがすっきりするのも大きなメリット。サロンで接客をするため、リビングは家族のための空間としてシンプルに計画を進めることができるのです。 |
シンプルにサロンを計画するだけでなく、ガーデニングと組み合わせたテラス風サロンや、子育て世代には子どもたちが安心して遊べるプレイコーナーのあるサロンにするのもいいでしょう。アトリエを兼ねた趣味の教室、趣味のもので飾ったギャラリー風や愛犬家ならドッグカフェ風にしても・・・。更に、工夫次第で雨の日の工作作業場や家庭菜園で収穫物の仮置き場など、暮らしに合わせた多様な使い方が考えられると思います。 |
サロン:17〜18世紀フランスの貴族やブルジョア夫人たちが、自宅の客間であるサロンを開放して同好の人たちの社交的な集まりに由来する。主人(女主人である場合も多い)が文化人や学者、作家らを招いて知的な会話を楽しんだ。 |
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渡辺 幸次(わたなべ こうじ)
1947年12月千葉県生まれ。千葉大学工業短期大学部工業意匠科卒。 専門はプロダクトデザイン。積水ハウスではアパートの部材設計をスタートに主に団地計画や住宅の内装部材、設備などの開発に従事してきた。その間に海外向け住宅や寒冷地住宅などの開発も手がけている。納得工房には企画段階から参加して現在に至っている。モットーは住まい手と共につくる住まいづくり。 |







サロンを計画する場合に何よりも大切なことは開放的な空間と 雰囲気、そして、もてなすためのサービス機能です。