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Vol.13
ナイトリビングとしての寝室
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人生の3分の1は寝ているといいます。つまり寝室は人生の3分の1を過ごす部屋ということになります。皆さんは寝るまでの間、寝室でどんなことをしていますか。最近は寝るだけでなく寝る前には充実した時間を過ごしたいと思う人たちが多くなりました。 今回は、寝室を単なる寝るための部屋としてではなく、素敵な部屋「ナイトリビング」として新しい角度から見直してみましょう。 |
まず最初に寝室といえば畳で寝るかベッドで寝るかを決めなくてはなりません。ナイトリビングという考えからはベッドを勧めたいですね。多様に使いこなせる畳の場合はそれが利点でもあるのですが、逆に言えば専用の部屋になりにくいのです。ナイトリビングというからにはきちんとインテリアを整えたい。畳の部屋はどうしても寝るだけの雰囲気になりがちで、ナイトリビングとしての演出を出しづらいように思います。 |
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次にベッドに入ってから何をして寝るかについて考えてみましょう。ベッドに入ってから寝るまでの時間が昼間の緊張から解き放され、心身がもっとも開放されます。本を読みながら、音楽を聴きながら、考え事をしながら、あるいは今日一日の出来事を話しながらといった具合に、何かをしながら眠りにつくのではないでしょうか。まどろみのひと時を充実させることをナイトリビング設計ではとても大切に考えます。 |
次に具体的な姿をイメージしてみましょう。照明は天井灯よりスタンド灯を活用すること。実際に採用してみると天井灯は物を探すときぐらいでほとんど使わないで済み、スタンド灯の方がずっと使い勝手がいいことがわかります。窓も必要以上に大きく取らないこと。窓は通風・採光のためには重要ですが、大きく取り過ぎると落ち着いた雰囲気にはなりません。包み込むような温か味のあるインテリアにするためには素材や色も重要ですが、何よりも壁量を多く取ることがポイントなのです。 |
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最後は天井のデザインです。寝るわけですから天井を見る機会が多いのも関わらず、仕上げはクロス張りといった具合で意外なほど天井のデザインには関心が払われていないようです。星が光っている、雲が漂う、花畑の中にいるような・・・といった思い切ったデザインをしてみてはいかがでしょうか。こうなると部屋が平らな面で出来ている必要もありません。吹抜け天井やドーム型天井ならもっと気分は爽快になるでしょう。 無駄が多過ぎる、費用がかかり過ぎるといった意見も当然あります。夢は大事にしたい、でも・・・という訳です。与えられた条件の中でいかに夢を実現させるか、これこそ設計ですね。おおいに悩み抜いてわが家らしさを見つけ出し、世界に一つしかないマイルームを作ってください。但し、気分が変われば気軽にリフォームできるように工夫しておくことも忘れてはなりません。これがいつも気分快適で過ごせる最後のポイントです。 |
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渡辺 幸次(わたなべ こうじ)
1947年12月千葉県生まれ。千葉大学工業短期大学部工業意匠科卒。 専門はプロダクトデザイン。積水ハウスではアパートの部材設計をスタートに主に団地計画や住宅の内装部材、設備などの開発に従事してきた。その間に海外向け住宅や寒冷地住宅などの開発も手がけている。納得工房には企画段階から参加して現在に至っている。モットーは住まい手と共につくる住まいづくり。 |









