
最近は汚れたから洗うのではなく、着たから洗うという人も多く、家事の中で洗濯は作業時間を取られます。そこで今回は納得工房のデータから「洗濯」に関するものを取り上げて考えることにしましょう。
まず洗濯機の設置場所ですが、ほとんどが洗面所にあります。洗面所は脱衣室を兼ねるので洗濯物をそのまま洗濯機に入れやすく、お風呂の残り湯も使いやすいなどと好都合なことが多いためでしょう。お風呂の残り湯は3人に1人が利用していますが、4人家族で1日に200リットルほど洗濯に必要といわれていますので、お風呂の残り湯の再利用はたいへんな節水になっています。ちなみに洗剤(酵素入り)は水温40度で最も効果的な洗浄力を発揮しますので、冷たい水道水よりも適温に近いともいえます。
|
しかし、洗濯機は1階でも物干し場は2階のバルコニーという人も多く、都市化した環境の中、少しでも多く陽に当てて乾かしたいという思いが強いことがわかります。しかし、洗濯物を抱えて階段の上り下りは重労働でもあり、安全性の点でも問題がありそうです。1階で洗濯する場合でも洗濯は家の北側にある洗面脱衣所で、干す場所は陽のよくあたる南側の庭という間取りが多いのですが、これでは洗濯物を持って家の中を横切ることになります。洗って、干して、たたんで、仕舞うという洗濯行為を短い動線で出来れば理想的です。ごく当然のように洗面所に洗濯機を置いていませんか。洗濯機を置く場所をどこにする、これが洗濯を楽にする1つ目のポイントなのです。インテリアへの配慮や水仕舞いを工夫すればリビングに洗濯機がある暮らしさえも考えられます。 |
データによると洗濯物をたたんだりアイロン掛けをする場所は、リビングや和室が9割以上となっています。つまり、リビングや和室には、洗濯物をたたむ、アイロンを掛ける、繕い事をするといった行為をしやすくする事と、たたんだ物を整理して仮置きするスペース、アイロン等の用具を仕舞う収納を確保することが望まれます。押入れの奥からアイロンを取り出してはいませんか。裁縫セットを取りに2階に上がってはいませんか。
そして作業が終わっても道具をそのままにしていませんか。使いたい場所に使いたい道具や設備があるということは収納の大原則です。明るいところで楽しく洗濯物を取り込み、整理する工夫を住まいとして用意すること、これが2つ目のポイントです。
洗濯は(1)洗濯物を集める(2)洗濯する(3)干す(4)たたむ、アイロンをかける(5)仕舞うという一連の行為から成り立っています。洗濯をスムーズに シンプルに行うには、自分の生活スタイルに合わせてその行為の一つ一つについて、そしてそれら全体の流れについてを考えて計画しましょう。
|
|