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住まいのコラム

ひげおっちゃんの住まい雑記帳 バックナンバー

Vol.15

トイレ 〜とっておきの個室〜

家の中でもっともプライバシーが守られている場所といえばトイレでしょう。トイレは究極の個室、何人も侵略しがたい聖域でありながら、利用者を特定の人に限定しない、他人も容易に入れる場所でもあります。独りになれる場所でありながら家族やその家に来た人なら誰もが使う場所でもあるというわけです。当社の昨年度の戸建て住宅の実績をみると2階建て住宅では84.4%が1、2階共にトイレがあります。 3階建て住宅では36.6%がすべての階にトイレがあり、今日では各階にトイレがあることはごく普通のようです。

住まいの必需アイテムであるトイレのアイデアをいくつか考えてみましょう。お客様が使われることを前提にしたトイレのアイデアが「おもてなしトイレ」。衛生的で清潔に配慮することはもちろんですが、どんなカタチにするかからどこに何を飾るかまで、遊び心をおおいに発揮してわが家らしさを演出したトイレです。
おもてなしトイレ
トイレで独りになった安心感からでしょうか、便座に坐って回りを見回しているといった経験はありませんか。住まい手の住まいづくりへのセンスが問われ、ちょっと大げさですが暮らしている家族の品格が見えてしまう場所というわけです。住まいづくりでは小さい空間ですが、気が抜けない空間なんですね。狭いからこそセンスが出しやすく、わが家の印象を決めさせる絶好の場所なのです。場所はお客様が使いやすく、家族も使いやすい玄関ホール廻りにあるのが理想です。

思い切って2階のプライベートトイレは個性的な「バラエティトイレ」を作ってみてはいかがでしょうか。著書「河童が覗いたトイレまんだら」に登場した各界の著名人たちのバラエティ豊かなトイレにみると、トイレにも実に個性があることがわかります。
バラエティトイレ
一日の始まりはトイレからという人は、その日を楽しく過ごすためにも是非、わが家流のアイデアを取り入れて、もっと快適な気分になれる空間にしてみましょう。トイレで用を足した後は爽快な気分になりますね。一番爽快な気分が味わえる場所・・・それがトイレなのです。家族の想いを詰め込むことでバラエティ豊かなトイレにできるはずです。でも、やりすぎてトイレから出てこなくなっても困りますのでそこはほどほどに。

イラストに描いた「おもてなしトイレ」「バラエティトイレ」の一例は納得工房に展示してありますので是非、体験にお越し下さい。


プロフィール
渡辺 幸次(わたなべ こうじ)

1947年12月千葉県生まれ。千葉大学工業短期大学部工業意匠科卒。 専門はプロダクトデザイン。積水ハウスではアパートの部材設計をスタートに主に団地計画や住宅の内装部材、設備などの開発に従事してきた。その間に海外向け住宅や寒冷地住宅などの開発も手がけている。納得工房には企画段階から参加して現在に至っている。モットーは住まい手と共につくる住まいづくり。