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実は、施主にとって今回で3回目となる住まいづくり。3人のお子様も独立の時期を控えており、おそらく最後の住まいづくりになるであろうとのご依頼でした。これまでヨーロピアン→モダンとテイストの異なる住宅で生活されてきたご主人が最後に選ばれたテーマは、「永く、穏やかに暮らせる終の住処」。様々に意見を交わしながら、緑と水の豊かなニュータウンに、ご主人が思い描かれた通りの邸宅が完成しました。
静かな住宅街のなかで、まず目に飛び込むのは堂々たる外観デザイン。アースカラーに統一させた4寸勾配の寄棟屋根に、しっかりと張り出した日本古来の深い庇(ひさし)が、ご家族にも、はじめてこの家を訪れるお客様にも、不思議と精神的なやすらぎを与えてくれます。芝生の庭、オープンテラスと続く開放的な空間において、この庇が作りだす大らかな陰影は、内でも外でもない中間的な空間として重要な役割を担っています。
一方、室内のプライベート空間にはダークウォールナット色を使い、シンプルで落ち着いたコーディネートに。華美な造りこみは避け、素材や照明で空間に変化をつくりました。最初の出逢いからお引渡し、そして今日に至るまで、楽しんで設計させていただいた会心の一邸です。
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