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積水ハウス札幌支店が販売を進める「コモンステージ啓明」を監修する建築家の畠中秀幸氏(スタジオ・シンフォニカ)に、
街並み、コミュニティづくりに対する考え方や、今回の計画に対する想いなどをうかがいました。



※1 コモンステージ啓明
積水ハウスの
建築条件付宅地
総区画数17区画
緑につつまれた豊かな暮らしと、快適で安全で利便性の良い環境を兼ね備え、2015年札幌中央区啓明に誕生した。第三期分譲が今秋スタート予定。

伹木

現在、私たち札幌支店が分譲を進めている「コモンステージ啓明(※1)」の計画に当たって、畠中先生には監修というかたちで参画していただいているわけですが、こうしたスタイルをとった背景には〝いい街並みをつくりたい〟という思いがありました。邸宅街としての歴史、知名度のあるエリアだけに、時を経るごとに風格が増していく、そんな付加価値の高い街区にしたいと。

畠中

私はもともと街づくり、景観といったことに強い興味をもっていました。ただ、建築家として住宅単体だけに取り組んでいたのでは、社会資産としての豊かな街並みづくりに関わることは難しい、というジレンマを抱えていたんですね。そんな時に、新たな宅地開発に関して、建築家ならではの住まいづくりの手法──たとえば家族や生活のストーリーを組立てたり、デザインを含めたソフトの提案を、魅力的な街づくりのなかで活かして欲しいというお話があって。私にとっては願ってもないお誘いでした。

伹木

社内にあるSSA(SEKISUI HOUSE SAPPORO ARCHITECTS ※2)という設計部門に、新たな風を吹かせたいという思いもあったんです。そして、実際に計画についてお話をさせていただくと、これまでの私たちにはなかったような切り口、発想、視点などがどん出てきて、大きな刺激になっています。その意味で、研修をしていただいているというスタンスですね。

畠中

それは、私にとってもうれしいことなんです。SSAのメンバーの方々に、私がいつも行っている建築家としての思考の方法、違った切り口の考え方をお見せしながら一緒に考えていく。そのなかで、よりポテンシャルを高めていくお手伝いができるということ。同時に、一建築家ではできない街づくりに関わらせていただける。私も、たくさんのことを学ばせていただいています。

伹木

社内だけでも、分譲宅地の計画をすることは、もちろん可能です。そしてどんどん広告をして、予定通りに販売を完了させられれば、事業としては合格。立地からみて「コモンステージ啓明」は、そんな従来の手法でも問題はなかったでしょう。ただ、中央区でも一等地といえる場所だけに、きちんとしたコンセプトを与え、しっかりしたブランディングをしたい。それが住宅会社としての責任だと考えたことも、今回、新たな手法をとった理由です。

畠中

統一感のある、美しい街並みをつくるには、住宅の配置計画、緑化計画など、一定のルールが必要です。ただし、あまりにもすべてが整い過ぎてしまうと、平板で潤いのない風景になってしまう。そのさじ加減を図るのが、私の仕事だと思っています。

伹木

畠中先生のアドバイスをいただきながら、基本的なルールはつくりましたが、その辺りが街並みづくりの難しいところでもあるんですね。

畠中

そうですね。それと、「コモンステージ啓明」は全17区画ですが、私一人でその全区画を計画してしまうと、街並みの多様性のようなものが失われてしまいます。そこで今回、私以外に3名の建築家を選定し、計画に参画してもらうことにしました。SSAの4名と、4名の建築家。組み合せると16パターンのプランができることになります。それぞれがアイデアを出すことで、全体的な統一感のなかに豊かなバリエーションを生み出すことができる。それが街区としての個性につながっていくと考えています。



※2 SSA
「SEKISUI HOUSE SAPPORO ARCHITECTS」
積水ハウス札幌支店 デザイン住宅設計チーム
「こだわり」を最高レベルでデザインする事をコンセプトにデザイン住宅設計部門の4名で構成されている。