自然と空間がつながる家 01
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自然と空間が
つながる家 山口県

気持ちによりそう
空間のつながり

CONCEPT

終の棲家として家づくりに取り組まれたオーナー。
安心・安全はもとより、豊かな人生の新たなステージとなる住空間を望まれました。
オーナーのご要望は、L字型に構成されたリビングダイニングと気持ちのいい高い天井。
そのご希望を踏まえつつ、建物と庭のつながりや変化のある室内構成、天井の高さに工夫を凝らし、暮らしと戸外の自然との距離感を操って、どこにいても自然と触れ合える住まいを提案しました。

DESIGN

暮らしと自然のつながりを考える際、たとえば中庭と庭との間を、一律にガラス張りにするのではなく、一部を壁面としたり、あるいは窓の形を変えたりするなど、位置によって目に入る景色、感じる光や風に変化をもたらすよう、デザインしました。
リビングのソファに座ると、目の前の庭だけでなく、後ろにも頭の高さにあわせてコーナーサッシを設定し、より自然との距離感が縮まる感覚を演出。
また玄関を入ると正面に中庭の光と緑に手が届きそうな景色が目に飛び込むようにFIX窓を設置。
家に一歩踏み入れた瞬間から、自然とのつながりを感じられるようにもしています。

PLAN

建物を雁行させ、それによって生まれた敷地のスペースに、東と西、そして北側にも大小の庭をプラン。
東側ゾーンの庭に面して配したLDKは、オーナーのご要望に応えた“L時型”を構成すると同時に、東南に向かって庭とつながるようプラン。
あらわし梁、床材、キッチンや窓の造作を木材でコーディネートし、庭のデッキや木々と同調させるなど、素材やカラーを内と外で合わせることにより、ひとつの広々とした空間にいるような心地よさを感じられるようにしました。
また西側の中庭を挟んで、アトリエと寝室を配置し、中庭に沿って回遊するスムーズな動線を設定。
中庭は室内との距離がより近く、室内に居ながらにして手が届きそうな所に緑がある楽しさを味わえるようにしています。

DETAIL

天井を高く、というオーナーの要望に対し、全ての天井を高くするのではなく、メリハリをつけることでより開放感を味わえるようにしました。
たとえば主寝室は、あえて天井高を低めに設定。
ベッドヘッドの役割を果たす腰壁の上部には横長の窓を配置。
外からの光を抑制して、寛いで眠れるよう配慮しています。
また、リビングは窓辺の天井を低くし、高くなった奥の天井部分にはあらわしの梁を施して、木の風合いに包まれる感覚を創出。
そのリビングからダイニングに入ると、勾配屋根の吹き抜けの天井の、気持ちよさが味わえます。
この他にも、建具の把手を金具ではなくくりぬきにしたり、ウォルナットを採用したり。
またトイレのロックも木で造作するなど細かにところ、小さなところを大切に、目に優しく、手の感触も柔らかくし、日々の暮らしの快適さを追求しています。

FACADE

陸屋根を中央に4寸勾配の切妻屋根が向かい合う、立体感あふれるシルエットを構成。
外壁もともに、アクセントタイルと吹きつけ、濃淡の2つを巧みにカラーコーディネートし、格調のある美しい佇まいを創出しました。
敷地が道路から1m高くなっており、外壁は道路から2mの高さとなって、街並みに存在感のある景観を生み出しました。
一方、内側から見ると塀の高さは1m。
外からの視線はカットされ、かつ、リビングからは大きな窓を通して開放的な眺めが見えるようにしています。

FACADE 自然と空間がつながる家 01

道路から緩やかなステップを上ると玄関。長いアプローチをとることで、期待感を高めています。

FACADE 自然と空間がつながる家 02

最も広い東の庭に多彩な樹木を植え、グランドカバーは芝に。リビング側にしつらえたデッキは、もうひとつのリビングとなる、心地よい場所としています。

担当アーキテクト

自然と空間がつながる家 担当アーキテクト

心地よく、人にやさしい家をつくりたい。それには、施主様のご希望に加えて、常に自分のレベルで質の高いご提案をすることを心がけています。

物件データ

自然と空間がつながる家 物件データ

家族構成/夫婦
所在地/山口県

敷地面積/622.31㎡
延床面積/211.25㎡
取材年月/2015年10月

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