景色をとりこむ家 01
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景色をとりこむ家 08

景色をとりこむ家 長野県

みどりに囲まれた
別荘での暮らし

CONCEPT

視界の限りに連なる、壮大な八ヶ岳連峰。
小鳥やリス、鹿までも訪れる美しい林。
10数年前に魅了され、パリ、ロンドンでの海外生活を経てなお思い続けた絶景の地に、別荘を。
そんなご夫妻の土地への深い愛に応えるため、外観も、そこでの暮らしもその大自然に溶け込む建物をプランニングしました。
リビングダイニングは前後に大開口を設け絶景を贅沢なまでに取り込み、玄関ホールや浴室、浴室に続く渡り廊下からも自然が満喫できます。
別荘ながら、いずれは永住をともお考えなので非日常の空間のなかに日常的な暮らしやすさも追求しています。

CONCEPT 景色をとりこむ家 01

2階のご主人の寝室も、絶景がパノラマで楽しめるよう大開口とバルコニーを設けました。目に見える美しさだけでなく、夜は川のせせらぎを聞きながら眠り、小鳥のさえずりで目が覚める。そんな別荘ならではの「贅沢」も魅力です。

CONCEPT 景色をとりこむ家 02

建物の裏(北側)は壮大な八ヶ岳連峰に臨む絶景。冬、カラマツ林が落葉すると冠雪した連峰の稜線が一望できます。

FACADE

あふれる自然という別荘ならではの“贅沢”を生かすため、外観デザインは、ロケーションをいかに邪魔しないかを第一に考えました。
2階はボリュームをなるべく小さくし、平屋建てのように景色に溶け込むシルエットに。
建物としての存在感を持ちながら自然の中に溶け込み、視線を邪魔しないデザインとしました。
また、見えるところにはなるべく自然素材を使っていきたいと思い、袖壁やピロティ柱を石貼仕上げにしたり、外構の石積み花壇を提案したり。
カラマツ林も必要以上に伐採せず、ありのままの自然を残すようにしました。
敷地の持ってる力を活かすというのは、設計士として大切にしている視線のひとつです。

FACADE 景色をとりこむ家

リビングダイニングは南北に大開口を設けると同時に、開口部を正対させています。前庭から臨むと、視線が家の中を通り裏庭に抜けるため、周囲の自然との一体感が高まりました。

PROCESS

実はプランニング時、ご夫妻はロンドン在住で打合せは国際電話とメールで行いました。通常、プランの打合せは直接お会いしてご要望の微妙なニュアンスやご提案の細かな説明を確認し合うのですが、今回はそれができないとあって、イメージの共有には細心の注意を払いました。
とりわけご夫妻は、ライフスタイルやインテリアに強いこだわりをお持ちで、ご要望のレベルがとても高く、その確認や質問に本当に多くの時間をかけ意思の疎通を図りました。
最終的にはロンドンにおじゃまして、直接お話を伺い煮詰めていったのですが、お会いしたのは、その時が初めて。
それでも完成した時、「イメージ通り、いやそれ以上」と感動していただけたのは、まさにあの電話とメールの賜物だと、思います。

PLAN

玄関を入って正面に大きなピクチャーウィンドウを。
春から夏にかけては新緑、秋には紅葉、冬は落葉したカラマツの林越しに雪の稜線と、四季折々の「絵」が楽しめます。
さらに、左手の3連のピクチャーウィンドウ、広々としたスペースとあいまってアウトドアさながらの開放感を創造。
「ご招待した方は皆さん、ワーっと言ってしばらく見入ってくれるんですよ」とオーナー様の自慢の空間になっているようです。
間接照明とグレアレスのダウンライトで、ガラスに光が映り込まないよう、照明計画にもこだわっています。

PLAN 景色をとりこむ家

浴室に続く廊下も両側の壁を大開口に。屋内の廊下ながらオープンの渡り廊下のような開放感と、眺望を実現しました。

DESIGN

ご夫婦お二人でくつろぎ、あるいはゲストの方と楽しく過ごすリビングダイニングは、暖炉を中心にダイニングとリビングを振り分け、その時その時、思い思いのスタイルで楽しめるようにプランしました。
さらに床の高さを36cm下げたピットリビングにすることで、南北の庭につながる開放的な空間ながら、くぼみ空間の効果で心理的な落ち着き感を演出。
また床を下げることで相対的に天井が高くなるので、ゆったり感も生まれます。

DESIGN 景色をとりこむ家

リビングダイニングの横には和室を設置。下がり壁でゆるやかに空間を仕切ることでほどよい独立感が生まれ、暖炉を囲んだ洋風なくつろぎスタイルとは一転、落ち着いた和の世界に浸れます。

SPECIAL

耐熱レンガを組み上げ築炉した暖炉は、ご主人がこだわられたもの。
暖房設備としての効率的な位置だけでなく、ご夫妻の暮らしの中心となるものとしてどこに設けるのが理想かを、ご夫妻と何度も話し合いながら検討。
L・D・K・和室のどこにいても暖炉が見え、暖かさが感じられる計画としました。

担当アーキテクト

景色をとりこむ家 担当アーキテクト

今の暮らしで当たり前のようにしていたことが、新しい暮らしではなくなることは、実は意外に多くあります。だから、具体的なプランをお出しする前に、じっくりとお話しして、ご家族一人ひとりの小さな好みや暮らし方を、いかに多く拾い上げ、プランに反映させていけるかを大切にしています。家は設計士が提案するものではなく、施主様と一緒につくりあげるものだというのが、私のモットーです。

物件データ

景色をとりこむ家 物件データ

家族構成/夫婦
所在地/長野県

敷地面積/3190.38㎡
延床面積/200.25㎡
取材年月/2016年10月

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