空間に光が遊ぶ家 01
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空間に光が遊ぶ家 05

空間に光が遊ぶ家 岐阜県

内と外の多彩な繋がりで
光を操る平屋の住まい

CONCEPT

扇子の扇面のような湾曲した敷地。
その曲線と建物の直線を上手に使った敷地一体計画を実施。
曲線と直線の組み合わせによって生まれるギャップを庭としてプラン。
大開口や高窓、FIX窓や地窓など、様々なかたちで内と外の連続性を創造しました。
フラットなデッキから室内の床のタイルへと境界を曖昧にすることで、さらに連続感を高めています。
横の広がりだけでなく、断面計画でも快適性を追求しました。
例えば深い軒によって直射日光は遮断しつつも、一度テラスや床に反射した柔らかい光を室内に取り込み、高窓からの光が勾配天井を照らすことで、戸外の木漏れ日の下にいるような気持ちのいい感覚を生み出しました。

FACADE

閑静な住宅のカーブを描く道路に沿ったワイドな敷地。
その佇まいは街の風景となります。
玄関アプローチとガレージにかかる屋根は2.5寸勾配とし、低重心でやわらかなフォルムに。
大きな家でありながら、目立ちすぎない上品な存在感を実現しています。
外からの視線を遮る塀の面はワイドにとりつつも、ガレージの扉と合わせて美しく見せ、玄関へのアプローチもわずかな切り込みでシンプルに。
塀を挟んで外側と内側に同種の植栽を植えることで、街とのつながりも配慮しています。

PLAN

オーナーの要望は住宅街の中でプライバシーを守りつつ光がいっぱいに入る明るい家を、ということ。
そこで庭に向いたリビングの幅いっぱいの面を開口にしてしまうというダイナミックなプランを提案。
まるで庭とリビングが一体化したような開放感を創り出しました。
塀までが室内のような、気持ちのいい奥行きを感じさせます。
さらに上部に高窓を設定。
ここから射す光が、平屋の勾配天井に反射し、室内を柔らかく照らします。
また、リビング南側の天井を低くすることで、吹き抜け部分との天井高にメリハリを付け、より室内の広がりを演出しました。

PLAN 空間に光が遊ぶ家

室内のインテリアは、光の表情を美しくとらえ、木や石の素材のナチュラルな風合いを活かすことを考えた結果、白が基調に。庭とはフラットにテラスでつなげ、平屋ならではの自然との近さを活かした、気持ちのいい空間をつくりました。東側キッチンの窓からも、緑の植栽越しの光が、暮らしを包み込みます。

DESIGN

リビングからプライベートスペースへは家全体を貫く吹き抜けでつなぎました。
同時に高窓も連続させて設け、開放的な一体感を創り出すことにより、暗くなりがちな中廊下も気持ちのいい空間としています。
あらわしの梁も吹き抜けを彩り、この家の見所のひとつとなっています。
直線の廊下であることで、子ども部屋の出入りがキッチンやダイニング、リビングからも視界に入ります。
とても仲のいいご家族が、お互いをいつも感じられるようにとのデザインです。

MATERIAL

オーナーは石材を扱うお仕事柄、石という素材についての強い想いもお持ちでした。
その想いに応えるべく、素材をミリ単位まで計算して寸法を決め、設置していきました。
また石素材を選定するに当たっては、使う場所、ボリュームなどを考え、石の種類や、使う模様の部位などを慎重に決定。
空間ごとに個性を持たせていきました。
こうした石の素材と、ダイニングテーブルの木の素材など、自然素材をより活かすことを考えた結果、インテリアは白を基調とした清潔感のあるものとしています。

担当アーキテクト

空間に光が遊ぶ家 担当アーキテクト

住まいづくりのプロとして、お客様の意向を第一にしつつ、デザインにこだわることはもちろん、あくまで暮らす家としての機能も大切にした、ご提案をしていきたいと考えています。 

物件データ

空間に光が遊ぶ家 物件データ

家族構成/夫婦+子ども2人+子ども1人(別居)+ペット2匹(犬)
所在地/岐阜県

敷地面積/429.57㎡
延床面積/188.75㎡
取材年月/2016年5月

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