憩庵 01
憩庵 02
憩庵 04
憩庵 05
憩庵 06

憩庵 新潟県

内外の空間の豊かさから
生まれた快適さ

CONCEPT

リビングをはさんで、和の趣きのある庭と様々な樹種が競い合う豊かな庭。
深い軒とウッドデッキで楽しむ、日本古来の心地良い軒下空間。
めざしたのは、空間を快適に楽しむ家。
居住空間の広さへのこだわりを捨て、外の空間を豊かにするという逆転の発想で上質で快適な暮らしの広がりを実現しました。

CONCEPT 憩庵

リビングと北の庭、南の庭を大開口でつなげることで、視覚的・心理的な広がりや癒しを創出。リビングの開放感も高まりました。

PLAN

日常はもちろん、来客時もリビングが快適であるように、LDKを一続きの空間とする手法が主流のなか、あえて「L」と「DK」を分離したプランとなっています。
生活感の出やすいダイニングやキッチンからリビングを独立させると同時に、それぞれを最適なスペースに。
素材感にこだわったしつらえを施すことで豊かな質感を実現しました。

PLAN 憩庵

生活感の出るところは極力隠したかったので、ダイニングとキッチンの間に壁を立て、壁付けのI型キッチンの目隠しに。壁にくっつけるようにダイニングテーブルを設置しました。

DESIGN

リビングは、2方向から緑の眺めを取り込んでいます。一般に広さを求める際は、庭を削って居室を確保しがちですが、庭をつくり込むことで、外への視線の抜けをつくり、空間を逆に広く感じさせるという手法をとりました。
アプローチと連動した北の庭は、川砂利敷きで和の趣。
リビングとダイニングに面する南の庭は、豊かな植栽が茂り、深い庭とウッドデッキを設け心地良い空間性を創出しています。

FACADE

外観は、古くなってもそれが味になるよう、自然素材にこだわりました。
建物正面は瓦屋根と無垢材のルーバーが和の趣を演出。
外構は、里山のような木々の中をアプローチが伸びるというコンセプトで造作。
山桜をシンボルツリーに日本の在来種を豊かに植栽し、階段には地元新潟産出の安田石を採用することで、明るいグレーベージュの石に、緑の植栽と、その影が美しい、贅沢なアプローチになりました。

FACADE 憩庵 01 FACADE 憩庵 02

石、豊かな植栽、無垢材のルーバーと自然素材にこだわった外構とアプローチ。旅行好きのオーナーが旅先で出会った旅館の庭を参考に、イメージを膨らませてデザインしました。

SPECIAL

客間としての和室は、2階に設けています。
入り口のなぐり仕上げの床板。ふちなしの畳。
天井のダウンライト照明はクロスを丁寧に巻き込むなど、モダンなしつらいにこだわりました。
上質さを追求しながらも、奥行きの深い押し入れを設けるなど、実用性にも配慮しています。

担当アーキテクト

憩庵 担当アーキテクト

住宅は、暮らし、デザイン、居心地など、いろいろなことが重要だと思います。その中でも、自分とお客様をシンクロしていくことが、住まいづくりにおいて大切なことだと思っています。

物件データ

憩庵 物件データ

家族構成/夫婦
所在地/新潟県

敷地面積/159.75㎡
延床面積/113.79㎡
取材年月/2009年10月

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